ビジネスドメイン


プライアルトス は、 「現状分析」、「戦略・企画立案」、「実行管理」、「モニタリング」にフォーカスを置いた、業務支援型コンサルティング企業です。サービスの提供に際しては、あくまでもお客様が日常で実施されるべき作業に関してのスキル・工数補充を実現することを目指しています。そのため、私達はプロジェクト・チームのような大掛かりな体制は準備せず、必要な人材を必要な期間提供する、高度なスキルを持った業務支援のスペシャリスト集団です 。

私達が業務支援に特化する理由は、過去における自社内完結の業務実施方法から、アウトソーシングに代表される 「所有から利用」の時代への変革が確実な潮流として訪れてきているためです。この潮流の中で、本来企業として必要な「自社による現状の把握能力」、「戦略・企画立案能力」、「ベンダー管理能力」といったスキルや能力が著しく低下を始めていることを認識したからです。その結果、本来アウトソーシング先ベンダー等を交えずに実施すべき作業や判断までも、社外ベンダーに依存してしまっています。

再度、企業が主体的にベンダーを管理し、その効率的活用を実践できる環境を整えるために、マーケティング、IT、そして経営に関して、スキルを具備し中立性・客観性を維持したスペシャリストがお客様の業務を支えることで、戦略的にベンダーを活用・管理可能な強力な組織への移行をお手伝いすることが、私達プライアルトスの使命であると考えています。

 

業 務 領 域

プライアルトスは、業務支援型コンサルティングを提供します。マーケティングとITを中心とした領域で業務支援を提供します。また、企業経営全般に関わる戦略・財務・人事に関してコンサルティングを行います。

マーケティング、IT、さらには経営戦略や人事は、それぞれ独立した領域ではありますが、互いに密接に連携しています。今や何か一つにのみ秀でている企業はそれぞれの領域でのベンダーにしかなりえず、企業の真の意味でのパートナーとなるためには、経営・財務・人事、マーケティング、IT、さらには業務プロセスすべての領域を網羅的、俯瞰的に把握し、戦略立案を支援できる能力が必要とされているのです。

それに対して、多くの会社が「マーケティングとITの融合」、「経営とITの連携」、「マーケティングを経営に直結させる」というスローガンのもと、様々な業務に関して上流と言われる作業に参画しようとしています。しかし、豊富な実務経験、高いコンサルティング能力、そしてなによりも全体としての経営・マーケティング・ITの関連や、ビジネスへの影響を客観的に判断する中立性を持った、強力なブレインがお客様には必要であり、巷では殆どの企業がその能力を提供できていません。

私達は敢えて、独立・小規模で事業運営をすることで、本来必要な優秀な人材を確保するとともに、規模の拡大に依存しない経営を行うことで、後続作業からの中立性を維持し、お客様が本来必要な機能を提供する基盤を構築しています。

マーケティング

特にマーケティング領域では、ビジネス・ツー・ビジネス(B2B)領域におけるマーケティングにフォーカスしています。特に注力している対象としては、「マーケティング関連の費用対効果の精査」、「マーケティング・ミックスの最適化」、「販売力強化のためのチャネル政策・人事施策・ツールやITを含む基盤の整備」があげられます。

マーケティングでは、ブランディングや広告/宣伝などで広告代理店がクローズな世界を構築し、本当の意味でのお客様のためのマーケティングではなく、自社利益のために様々な媒体や施策などを推奨しています。また同時に広告宣伝費の減少や、媒体価格の下落などに対応するために、販売促進領域で新たな収入源を確保しようとしています。同時に新しいコミュニケーション・ツールとしてのWebにおいては、基盤やソフトウェアを提供するITベンダーとコンテンツを作成する機能を備えた製作会社が、一部広告代理店とともに、またあるときは競合しつつ、お客様のWebサイトやインターネットを活用した仕組みを提案し続けています。

しかし殆どのケースで、それら投資の的確性や効果を無視、あるいは都合に合わせて解釈し、お客様が本来行うべきではない投資を強いているのが現状です。同時にお客様社内においても、製品事業と宣伝が互いに独立している組織形態であったり、事業部等に閉じて全社でのマーケティング効率が非常に不透明になっているケースが多く、そこに多くの無駄とベンダーの思惑が入り込む余地を残しているのです。

私達が業務領域としてマーケティングに注力する理由は、既存の広告代理店中心のコミュニケーション、マーケティング・システムを根底から見直し、お客様主体でマーケティング戦略を立案、ベンダー管理を実施し、真の意味での競争力を身につけるお手伝いをするためです。従って、広告代理店が通常提供する製作、媒体扱いの機能は提供しません。あくまでも、お客様にとってあるべきマーケティング戦略の立案を支援し、コミュニケーションの実施方法を企画し、その実行に関して管理・推進をお手伝いすることに特化します。

情報システム(IT)

情報システム(IT)領域では、システム開発ではなくIT戦略やIT部門および内部プロセスなどに着目し、「情報システムと企業・マーケティング戦略の合致」と「情報システム部門の強化」に注力しています。

情報システムは、企業戦略、事業戦略、マーケティング戦略の実現を可能にする、人事やプロセスと並ぶ重要なエネーブリング機能となっています。そのため、情報システム戦略の立案に当たっては、技術的側面だけでなく、戦略整合性、プランおよびプライオリティー、そして何よりもそれを実現可能にする組織やスキル、さらにはプロジェクト管理やリソース・ベンダー管理などの管理プロセスが重要な位置を占めます。

残念ながら情報システムの世界は、マーケティングの世界における広告代理店のポジションと同じように、システムベンダーやシステムインテグレーターが、お客様の戦略立案や様々な意思決定に深く関与しています。その結果、きぎょうとして目指すべき姿から遠く離れ、ベンダーが提供する製品戦略そしてビジネスとして確保したい領域に対する投資に関しての理由付け、さらにはベンダー選定作業の操作が行われているのが実際です。そのため、多くの企業において情報システムが実際のビジネスに活用されない結果に終わっています。

今、勢いのある企業は、ベンダーを上手く活用し、自分たちの情報システム戦略を立案、実現している会社なのです。私達は、皆様の会社が同じように強い情報システムで武装され、競争に打ち勝っていただきたいと切望しています。そのため、システム開発など後続作業を行わず中立性・客観性を維持するとともに、ベンダーを効果的に活用できる体制を確立するための、人事施策・スキル開発、業務・管理プロセス構築、さらにはベンダー選定機能やプロジェクト管理など、お客様の必要とする業務支援を適切な人材が提供できる体制を備えています。

企業経営全般

本当の意味でお客様のビジネス上の収益に貢献できる業務支援を提供するために、マーケティングやITに特化することなく企業経営全般に関しても、戦略立案や計画策定の業務支援を提供します。特に、一般的な経営方針ではなく、経営方針で策定された事業領域に関して、その確実な実行を可能にするために、高い精度と、実行可能性を意識したマーケティングやIT基盤、そして施策までも視野に置いた戦略と実行計画策定するお手伝いをいたします。私達の目指している姿は、お客様の戦略部門や企画部門のサポーターとして、経験と知識を注入することで、お客様がさらに考える時間を確保し、さらなる戦略や企画のブラッシュアップと、新しい試みへチャレンジするチャンスを創出することです。

特に意識している観点は、時間と費用です。大手コンサルティング・ファームでは精度の高い戦略立案のために、膨大な費用と時間をかけて成果物を作成します。しかし、激しく変わる経営環境の中では、限られた情報を使い短時間で戦略や計画を立案する必要があります。実務の経験を元に、お客様が必要とされる精度や内容を的確に把握することで、適切なコストと期間で作業を実施し、お客様経営陣が検討に時間とコストを費やせる環境を構築します。

戦略は実行されて意味があるものです。さらに事業計画は結果を出して意味を持つものです。そのためには、事業戦略立案や計画策定に関しても「実現可能性」、「スピード」、「投資対効果」を高め、競合他社に先んじてマーケットを制することが至上命題なのです。

プライアルトスは、コンサルティングファームと事業会社での経験と知識をふんだんに活用し、お客様の経営を支援する業務支援を提供します。

 

業 務 範 囲

私達は「現状分析」「戦略・企画立案」「実行管理」「モニタリング」を業務支援提供対象範囲としています。そのため、マーケティングでの販売促進プログラムや広告宣伝の実行や、ITでのシステム設計・開発は行いません。お客様にとっては、あくまでも後続作業を受注するための利益誘導の無い中立性と客観性を持ったプロフェッショナルが、お客様の立場で業務支援を提供します。

現状分析

すべての企業において経営の全体最適化を行うためには、マーケティング、ITの領域での現状分析が最初の重要な作業であると認識しています。特にこの2つの領域では、明確な投資対効果が把握できないために、垂れ流し的な投資が行われている現状があります。

無駄の排除、効果に結びつかない投資の抑制、戦略的重点予算配分などの施策はお客様にとって急務であり、そのために投資対効果分析は避けて通れない道です。定性効果を定量効果に換算し、効果と投資の関連性を網羅的に把握することで、殆どのお客様の投資対効果に関しては改善されるものと確信しています。

投資対効果分析では、一律に投資総額を抑制する結論を導くものではなく、投資配分を変えること、さらには特定部分に追加投資を行うことで劇的に効果が向上する可能性に関しても検討を加えます。このような戦略的投資配分はさまざまな部門の業務やベンダーの利権のからむマーケティング分野や、ベンダー中心の閉じた世界を形成しているIT分野では、今まで不可能なこととして扱われていました。しかし、マーケティングやIT分野での投資対効果の実施により、お客様の企業価値が確実に向上することを確信し、私たちは経験と知識を元に、敢えてこの分野に対してサービスを提供します。

また現状分析では、マーケティングおよびIT分野でのお客様の戦略・施策が、企業全体の戦略や事業戦略との整合性を確保できているかどうか、戦略・施策の診断も行います。その結果、お客様は今後の事業方針見直し、さらには戦略の立案に際して、事前に重点対処項目や注力すべき問題に関して明確な認識を持つことが可能になります。

投資対効果分析と戦略・施策分析により、マーケティングやITを基盤としたお客様の競争力をさらに数段高める下地が整います。

戦略・企画立案

マーケティング戦略、IT戦略さらには事業計画を含むビジネス戦略などの立案や、戦略を実行する際に必要となる実施計画などの立案を支援します。

マーケティング戦略では、コミュニケーション戦略、コンタクト戦略、メディア戦略(含むPR)、販売戦略、チャネル戦略、製品戦略など、通常の広告代理店の行う単なる広告・宣伝に関してのコンサルティングやOne-to-Oneを中心としたCRM戦略ではなく、お客様とのすべての接点、および社内でのマーケティングに関連するすべての領域に関して、独自の立場からお客様の戦略立案を支援します。また、実施計画の立案では、プロモーションを含む個々のマーケティング・アクティビティーに関して、その実施計画を立案します。

私達のマーケティング戦略における信念は、「サービスや製品などの販売の結果に結びつかないものは意味をもたない」という点です。広告代理店を中心とする多くのベンダーが提供しているマーケティング戦略や企画立案のサービスや、アドバイザーとしてお客様をガイドしている内容が、あまりに結果を伴っていないことが多く、さらにその提案であっても、単に広告や宣伝を行うことや、セミナーを開催すること、キャンペーンを実施すること、CRMの仕組みを作ることなど、ありきたりの手段でできるだけ沢山の予算を確保し収益を上げることに終始しています。そのため、お客様は、開始時にはすばらしい効果を訴えられるものの、実施後にはたいした収益に結びついていないことが多いのです。私達は事業会社でのマーケティングの経験をもとに、敢えて今までのやり方を捨てる勇気を持つことをお客様に理解していただきたいと切望しています。そのために、まず一つずつまたはすべてのマーケティング領域で、戦略の見直しを客観的に行うことをお勧めしているのです。

またITでは、現在巷で話題のEnterprise Architectureを含むIT戦略の立案を支援します。私達はシステム・アーキテクチャーそのものではなく、特にIT部門における戦略と事業戦略のアラインメント、計画・企画プロセス、管理プロセス、人事・管理などの組織インフラストラクチャー、ソーシングやベンダー管理など実施に際しての管理基盤などを中心に、IT部門が今後経営に関して積極的に関与できる「攻めのIT組織」を実現するための基盤をなす戦略とその導入計画を中心に、お客様をご支援いたします。

先に述べたとおり、マーケティングやITはそれ自体で閉じた世界を形成しているように見えますが、実際には有機的に結びついており、会社全体の戦略を形成する重要な要素です。そのため、私達はマーケティングやITに固執することなく、経営戦略・財務戦略・人事戦略といったより企業経営を支える重要な立案作業に関しても、積極的に支援を提供します。また、新規事業を含む事業計画の立案に関しても、多くの大企業やベンチャーなどの計画立案を経験したプロフェッショナルが、リスクや問題点を的確に洗い出し、精度の高い事業計画とその実行計画を立案します。

モニタリング

適切で実行可能な戦略や企画を立案すること、そして効率的に実施することは、企業として競争に打ち勝つために非常に重要な作業です。しかし、戦略や計画に完璧なものはなく、時間の経過とともに環境が変化することで、正しい方向性の戦略や企画が時代遅れのものになってしまうことはよくあることです。一方で、その実施に関しても、すべての目標を完璧に達成するものは少なく、結果として予定を超える部分と予定に届かない部分が存在しているはずです。

私達は全ての戦略・企画・実施作業に関して、予実を的確に管理して、次回や将来に結びつけるためのモニタリング・プロセスの構築を、今後企業活動の中で重要な部分であると確信しています。

これまでの企業のモニタリング・プロセスでは、売上目標や集客、予算管理など限られた視点で予実管理を行うものが殆どでした。また、実行レベルでのモニタリングでは、人事評価に直結したものが多いため、その結果に関しての評価では個人のトリートメントのために様々な後付の解釈が入り込み、それぞれの活動について本当の意味で企業活動にどの程度貢献したかを評価することは困難でした。

これからは、すべての戦略レベル、企画レベルで、複数の視点を持って、多角的な評価を加える必要があります。そうすることで、真の意味での貢献を可視化するとともに、今までの一元的な評価方法では抜けもれてしまっていた間接的貢献に関して明確な評価を加えることが可能になります。また同時に、コンセンサスの上で定性的な指標をすべて定量的なものに置き換える必要があります。その結果、多くの関係者が同じ解釈に則り、全ての無形・有形の貢献を同じ尺度で客観的に把握することが可能になります。

弊社の提供するモニタリング業務は、まず経営陣を含めた全関係者で戦略や企画における目標の明確な定義を確認し、その評価に当たっての指標と評価サイクルを設定します。さらに、その指標をモニターするためのソースとなる数値の特定や数値の解析方法を設定し、その取得・集計・管理プロセスを設計します。そして、定義された評価サイクルに応じて、実施結果の分析・評価を実施し経営陣を含む関係者に報告します。また報告では、戦略や企画そのもの、そして多くの場合にはその結果のマイナス要因となった人事・組織・プロセスの問題点を洗い出し、改善策を定義します。

モニタリングは、決して個々人または組織の活動を非難・中傷するために行われるものではなく、実施した結果次回または今後の企業活動をより効率的にしていくための、前向きの活動であると私達は定義しています。そのため、その実施に際しては、社内外の関係者のもみならず、経営陣さらにはお客様をも巻き込んで、この活動への投資に対しておおきな効果を生むための仕組み作りが必須なのです。

実行管理

企画が実行される際に直面する大きな問題は、予算、リソース、期日、品質の4点に集約されます。 これらのすべてはプロジェクトや企画開始前に実施されるベンダー選定作業における適切性と、プロジェクト管理プロセスの整備を必要とします。

特にプロジェクト開始以前の時点で行われるRFP作成と、それに続くベンダー選定では、適切なRFPの内容の準備のみならず、明確な選定基準、候補企業に関する十分な調査、そして何よりも今後特に厳しくなっていく監査に十分に耐えうる透明性が必要とされます。

それに対して、多くの企業がベンダー選定以前に自社に有利な結論を導き出すために、RFP作成作業やその内容に関して影響を及ぼそうと画策しています。その結果、RFPの内容は本来企業の目標とするものから乖離し、さらには不適切および実行能力の無い企業に発注する状況に陥り、結果としてプロジェクトの納期を守れず、予算をオーバーし、さらには最低の品質の成果となってしまうのです。

私達は、マーケティングおよびITに関して、RFPの作成作業のみならず、ベンダー選定全体を支援するために、それぞれの分野において経験豊かなプロフェッショナルを提供し、お客様が中立性・客観性・透明性を確保した状態で、予算・納期・品質を維持できるベンダー選定が可能になるように業務支援を提供します。

また、プロジェクト業務や企画が開始された後でも、選定されたベンダーを適切に管理するとともに、プロジェクト全体でのスケジュール・予算・品質・リスク等を適切にモニターし、対応策を先手先手でうっていく必要があります。そのため、私達はベンダー側のプロジェクト管理体制ではなく、お客様のプロジェクト管理の側に立ち、コンサルティングファームやITベンダーで培ったプロジェクト管理ノウハウを駆使し、適切なプロジェクトおよびベンダー管理が実施されるように、お客様を支援いたします。

また、マーケティング関連やIT部門で日常行われている、プロジェクト実施や企画等の業務に関して、短期または少人数での業務支援もご提供いたしますので、こちらもご活用ください。あらゆる分野で、専門性を持ったスタッフが、お客様の支援やアドバイザー機能を提供します。

 

コーポレート /事業

販売・マーケティング

情報システム

現状分析

戦略整合性検証

ケイパビリティ評価

マーケティング ROI分析

マーケティング戦略評価

IT-ROI分析

IT戦略評価

戦略立案

事業戦略立案

マーケティング・販売戦略 立案

NPI戦略立案

IT戦略立案

ビジネス優先度定義

実行計画策定

 

活動マスター計画策定

予算・リソース計画策定

プロジェクト計画策定

ITマスター計画策定

IT組織/スキル設計

ITプロジェクト計画策定

RFP/ベンダー選定支援

モニタリング

モニタ -プロセス設計

KPI定義

事後評価支援

モニタ -プロセス設計

KPI定義

事後評価支援

モニタ -プロセス設計

KPI定義

事後評価支援

管理・業務支援

経営層業務支援

プロジェクト管理支援

マーケティング方針
アドバイジング

日常業務支援

プロジェクト管理支援

IT方針アドバイジング

日常業務支援